▼和魂洋才と神仏儒習合:鈴木COO
和魂洋才は大和魂を大切にしながら西洋の文化をうまく取り入れようという言葉。
元々は和魂漢才から来ているとのこと。漢はもちろん当時の中国のこと。
和魂洋才は明治時代に和魂漢才から和魂洋才になりました。
元々、日本人は真似るのが好きでいいとこ取りするのも大好きな人種です。
結婚式は教会で、お葬式はお寺で、初詣は神社とお寺。
クリスマスを祝い、七五三で神社へ、厄年には神社で厄払い。
合格祈願で絵馬を書き、神頼み。
世界にも類を見ない独特の宗教観を持ってます。
この流れの大元は「聖徳太子」の「神仏儒習合」にあると私は考えてます。
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「神仏儒習合」とは神道を幹とし、仏教を枝として伸ばし、
儒教の礼節を茂らせて現実的繁栄を達成するということ。
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元々の宗教の持っている観念を完全に破壊してます。
聖徳太子やばいっす。笑
当時の常識である「神道=恐怖」で解決できないことを
「仏教=救い」と「儒教=礼節」を加えて指針にしてしまって国を動かすとか。
どんだけ異次元の思想なんだよ。と。。。
話は戻りますがこの「和魂洋才」って言葉を見たときにすぐに聖徳太子が出てきた私。
このような「いいとこ取り」の思考って組織運営に似てる。
ただ、「幹」は必要で。それこそ絶対に必要で。
いいとこ取りしているだけじゃ、当たり前ですが潰れます。
幹になる信念が必要で、ないなら組織を運営している意味がない。
この思考方法は汎用力が高い。
【基本+付加=価値】
っていう方程式。
足りないならこうすればいいだけ
【基本+付加+付加+付加=価値】
いつかは絶対価値が生まれる。
組織運営でも営業でも事務でもプライベートでも一緒。
物事の本質を捉えるのは大変だけど、
この「基本」となる部分を見つけることができれば圧倒的に成長速度が速くなる。
あとは足し算するだけだから。
その足し算は「想像力」で補おう。
いいとこ取り。
なんていい言葉なんでしょう。笑
いいとこ取りできるってことは、いいところが見えてるってことだから。
揚げ足取りとか、バッシングとか、
さも代弁しているような芯のない意見とか意味ないからやめよう。
もっともっと貪欲に世の中の人たちが
「いろんな人の、いろんなことの、いろんな場所のいいところ」
を見つけて日々を生きていってくれたら嬉しいな。
きっと今よりワクワクする社会になっている。